Warning: Parameter 1 to wp_default_styles() expected to be a reference, value given in /home/sarahamarina/sarahmarina-blog.com/public_html/wp-includes/plugin.php on line 601

Warning: Parameter 1 to multibyte_patch::wplink_js() expected to be a reference, value given in /home/sarahamarina/sarahmarina-blog.com/public_html/wp-includes/plugin.php on line 601

Warning: Parameter 1 to wp_default_scripts() expected to be a reference, value given in /home/sarahamarina/sarahmarina-blog.com/public_html/wp-includes/plugin.php on line 601

2016.夏至

thumb_IMG_2050_1024

2016年夏至。

今年は、地味に(?)夏至を迎えた。

「夏至だから◯◯する」ことなしに、自然に過ごしていたいと思ったから。

スウェーデンの夏至祭は、6月21日ではなくて、数日後の週末に行うのだそう。

日本のお祭りが新暦や新暦の一ヶ月後に行われるのと同じ理由。

庭の花たちに目をやりながら、思う。

「どこにいたって、何をしていたって、私は、わたし。」

夏至は私を感じる日。

いつもいつも感じてるけど、もっともっと感じる日になった。

庭のバラで作ったジャムと、エルダーコーディアルで、セレモニー。

thumb_IMG_1776_1024

お庭のお花で、花冠を作った。
昔は、未婚の女性は花冠をつけて、森を歩いたそう。
結婚相手との出会いの場だったそう!

既婚だけど、歩いちゃった。

なんか、楽しい。

thumb_IMG_3169_1024

さりげなく過ぎていく、夏至の日。
こうやって、過ごせるようになった自分が、ちょっと大人っぽく感じられる。

そう、これでいい。

何がなくても、私は全て持っている。

誰といなくても、私はいつも一緒。

魂の、細胞のつながりを感じる時間。
大切なものは、近すぎると見えなくなる。

だから、
一人の時間は大切。

大切なものを取り戻す
私の時間。

thumb_IMG_2096_1024

サロン会

お茶

今日は、サロン会。

茶道の師匠の会で、先輩方のサロン会に混ぜていただいている。

皆様、お歴々の方ばかりの中、今日のテーマは「南方録を読む」。

チンプンカンプンながら、

美味しい松花堂と先生のお点てになるお茶につられて通っている。

何より繰り広げられる会話の数々が、

スターダストのようにキラキラ輝いている。

 

主催の方は、師匠と共にお茶を学ばれていた方で、姉御肌で気っ風がすこぶるよろしい。

長く続いている会に、いつの頃か誘われて社中の私が一人ポツンと参加している。

「何も知らない人が入ってくれる方が、新鮮でよろしくてよ!」と言われ、その気になって早9年?

忙しかったり、億劫になったりして 足が遠のくことがあっても、伺うと必ず「お土産」がある。

「今日は、これを聞きに伺ったのでした!」

という話に必ず出会う。

 

「水引は、水糊で縒るから水引という。」

こよりを重ねてつくっていくのだそう。

 

中国では宋の時代の末にひき茶(抹茶)はなくなり、その後は煎茶になる。

ギリギリのタイミングで日本に入ってきて、それが点前となり、茶道が始まる。

 

肉食動物は、まず草食動物の内臓から食べるそう。

内臓の中には、消化された草(酵素)がたくさん入っていて、栄養があることを知っているのだ。

 

「鬼の心持ち」とは、お毒味のこと。

昔はお茶に毒を盛ることが多かったので、お茶を送る時には、こよりの中に「心覚え」を書いて、

茶箱に封をした。

封の仕方にも工夫をしていて、受け手はその開け方を心得て封を切るという。

昔はお茶を戴くことは、命がけだったのだ。

命がけの時代に生まれた茶の湯。

 

只今を大切にする、

自分を信じる、

一生懸命に生きる、

 

お茶つくばい

今の時代にも大切なことがちりばめられている。

一人だと何気なく読み過ごしてしまうことでも、みんなで感じながら読み進めていくと、

漣の奥にある、大河の流れを感じられたような気がして、心が得した気持ちに満ちる。

伺えないと戴けない、素敵な「お土産」