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まりなのたはこと

2016.夏至

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2016年夏至。

今年は、地味に(?)夏至を迎えた。

「夏至だから◯◯する」ことなしに、自然に過ごしていたいと思ったから。

スウェーデンの夏至祭は、6月21日ではなくて、数日後の週末に行うのだそう。

日本のお祭りが新暦や新暦の一ヶ月後に行われるのと同じ理由。

庭の花たちに目をやりながら、思う。

「どこにいたって、何をしていたって、私は、わたし。」

夏至は私を感じる日。

いつもいつも感じてるけど、もっともっと感じる日になった。

庭のバラで作ったジャムと、エルダーコーディアルで、セレモニー。

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お庭のお花で、花冠を作った。
昔は、未婚の女性は花冠をつけて、森を歩いたそう。
結婚相手との出会いの場だったそう!

既婚だけど、歩いちゃった。

なんか、楽しい。

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さりげなく過ぎていく、夏至の日。
こうやって、過ごせるようになった自分が、ちょっと大人っぽく感じられる。

そう、これでいい。

何がなくても、私は全て持っている。

誰といなくても、私はいつも一緒。

魂の、細胞のつながりを感じる時間。
大切なものは、近すぎると見えなくなる。

だから、
一人の時間は大切。

大切なものを取り戻す
私の時間。

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sweden cordial

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泊まっていた友達のパートナー(彼女はきっと「パートナーでなくて、同居人なの!」と言い張ると思うけど)が、
エルダーシロップのコーディアルを作った。

「エルダーフラワーはね、岩が少しあって、土壌があまり豊かでない水の側に生えてるんだ。そういうところが
好きなんだ。」と言っていた。
花の匂いはトイレの香りみたいと言われているらしい。

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綺麗な水で洗って、砂糖をまぶしてかき回すこと一週間。
「あ、酵素作りね!」
レモンも入れるらしい。

まっしろな花のエネルギー(火)と、
綺麗な水とを攪拌して(風)寝かせる(土)とで出来上がる地球のレメディ。

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うっとりするくらいの香り。
柔らかい葉っぱと、まっしろなお日さまと、小川のせせらぎ。
スウェーデンの夏の景色が口の中に広がっていく。

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子供の頃の夏やすみを思い出した。

やっぱりパリが好き!

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parisに来ると必ずノートルダムに行くのだけど、今回はあまり気がのらない。
友人のアパートを借りて、隣の森の声を聞きながら本を読む日々。
パリでこんなに緑豊かなところがあるなんて。
朝は鳥達のコーラスで目が覚める。
いつもは、空は広い。
今までは、st.michelとNotredameの近くのアパートメントホテルをとるのだけど、
スウェーデンの田舎にいたせいか、この場所が妙に落ち着く。
なんていっても、マルシェが最高!
あっという間に数日経った。

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お散歩に出たら、おばあちゃまに話しかけられた。
白いブラウスに紺色のスカート、低いヒールを履いている。
「今何時かしら?」
「14:00ですよ」
顔を上げると、綺麗なピンクの口紅と同色のマニキュア。
あ、フランス人だ。

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昔、海外ハイジュエリーのエージェントで働いていた時、真っ赤な口紅とマニキュアをし、曲線スーツ姿の私の姿をみて、
パリの友人のママンが、
「まりな、それはもっと大人になるまでしまっておきなさい。あなたには、まだ早いわ。」と言われたことを思い出した。
そのママンは、その頃80歳くらい。
仕立ての良いスーツに低めのヒール、そして、鮮やかなピンクの口紅とマニキュア。
お友達とお茶を飲みに行くのだと言う。
アンジェリーナがお気に入りで、週に4日は通っているそう。
「ご一緒にお茶をいかが?」と誘われて、お供した。

到着すると、扉の内側には防寒用のベルベットの真っ赤なカーテンが。
中から品の良い端正な出で立ちのmonsieurが、
「Bonjour, Madame viot!」

中に入って、びっくり!
おばあちゃましかいない!!!
それもみんな綺麗にオシャレして、お化粧もバッチリ!
皆さま、しわくちゃのお顔にくっきりとラインを引き、紅をさしている。
いくつもの筋がある首や
ゴツゴツした手には、負けないくらい立派なジュエリーと綺麗な指先。

「参りました。」

フランスの女性がどうしてシンプルなお洒落をしながら、センスを磨くのかわかった気がした。
「私もこれを目指そう!」

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「これからお友達とお茶を飲みに行くのよ、あなたは?」

「ノ、ノートルダムへ、パリに来るといつも伺うのです。」

「あら、いいわね、それならバスでお行きなさい。セーヌ川沿いに走るから気持ちが良いわよ。」

忘れていた素敵な未来を思い出した。
明日から、Notre-Dameに通うことにいたしましょう!
私の今日の行動が、私の素敵な未来を創っているのだから。

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戻ったら、友人が
「Hotel Ritzのsalon de Theがオープンしたのだけど、行かない?」

よろこんで!

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サロン会

お茶

今日は、サロン会。

茶道の師匠の会で、先輩方のサロン会に混ぜていただいている。

皆様、お歴々の方ばかりの中、今日のテーマは「南方録を読む」。

チンプンカンプンながら、

美味しい松花堂と先生のお点てになるお茶につられて通っている。

何より繰り広げられる会話の数々が、

スターダストのようにキラキラ輝いている。

 

主催の方は、師匠と共にお茶を学ばれていた方で、姉御肌で気っ風がすこぶるよろしい。

長く続いている会に、いつの頃か誘われて社中の私が一人ポツンと参加している。

「何も知らない人が入ってくれる方が、新鮮でよろしくてよ!」と言われ、その気になって早9年?

忙しかったり、億劫になったりして 足が遠のくことがあっても、伺うと必ず「お土産」がある。

「今日は、これを聞きに伺ったのでした!」

という話に必ず出会う。

 

「水引は、水糊で縒るから水引という。」

こよりを重ねてつくっていくのだそう。

 

中国では宋の時代の末にひき茶(抹茶)はなくなり、その後は煎茶になる。

ギリギリのタイミングで日本に入ってきて、それが点前となり、茶道が始まる。

 

肉食動物は、まず草食動物の内臓から食べるそう。

内臓の中には、消化された草(酵素)がたくさん入っていて、栄養があることを知っているのだ。

 

「鬼の心持ち」とは、お毒味のこと。

昔はお茶に毒を盛ることが多かったので、お茶を送る時には、こよりの中に「心覚え」を書いて、

茶箱に封をした。

封の仕方にも工夫をしていて、受け手はその開け方を心得て封を切るという。

昔はお茶を戴くことは、命がけだったのだ。

命がけの時代に生まれた茶の湯。

 

只今を大切にする、

自分を信じる、

一生懸命に生きる、

 

お茶つくばい

今の時代にも大切なことがちりばめられている。

一人だと何気なく読み過ごしてしまうことでも、みんなで感じながら読み進めていくと、

漣の奥にある、大河の流れを感じられたような気がして、心が得した気持ちに満ちる。

伺えないと戴けない、素敵な「お土産」

 

 

 

感じることは生きること。

お茶

やまむらまりな

どこにいても繋がれる。
どこにいても感じられる。

感じることが、存在すること。

神様を感じれば、神様が存在する。

私を感じれば、私が存在する。

そして、あなたを感じれば、あなたが存在する。

そうやって、広がっていくのが、愛。

感じることを恐れずに、
感じることを楽しもう。